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競合3商社の共同輸送が「第1回日本物流大賞 事業者間連携賞」を受賞 海運モーダルシフトでCO₂排出量71%削減

公開日:2026.07.21最終更新日:2026.08.30

MNインターファッション株式会社、豊島株式会社、株式会社ヤギ、関光ロジNEXT株式会社は、東京九州フェリー株式会社とともに「第1回日本物流大賞」の事業者間連携賞を受賞しました。競合する3商社が物流を協調領域と位置づけ、中国発の関東向け貨物を共同輸送し、CO₂排出量とドライバー運転時間を大幅に削減した取り組みが評価されました。

このニュースのポイント

  • 競合関係にあるMNインターファッション、豊島、ヤギの3商社が「物流は協調領域」として共同輸送を実現
  • 東京九州フェリーを活用した海運モーダルシフトにより、CO₂排出量を71%、149.5t-CO2削減
  • 従来の長距離トラック輸送と比較してドライバーの運転時間を85.7%削減し、今後は共同配送への拡大を目指す

MNインターファッション株式会社、豊島株式会社、株式会社ヤギ、関光ロジNEXT株式会社の4社は、東京九州フェリー株式会社とともに、一般社団法人日本物流団体連合会が主催する「第1回日本物流大賞」で「事業者間連携賞」を受賞しました。

競合3商社が物流領域で連携

本取り組みでは、アパレルや雑貨を扱うMNインターファッション、豊島、ヤギの3商社が、製品分野では競合関係にありながら「物流は協調する領域」と位置づけ、中国から輸入される関東向け貨物を下関港に集約。首都圏の中継地点まで共同輸送する仕組みを構築しました。

フェリー活用でCO₂排出量71%削減

2025年3月のアライアンス結成から2026年2月までの1年間、幹線輸送の大部分を東京九州フェリーの新門司港―横須賀港航路を活用したトレーラー輸送へ切り替えました。その結果、従来の10トントラックによる長距離陸送と比べ、CO₂排出量を71%、149.5t-CO2削減し、トラックドライバーの運転時間も85.7%削減しました。

リードタイムを維持しながらモーダルシフトを実現

下関港への貨物集約や、当日通関した貨物を近接する新門司港からフェリーへ接続する運用を構築することで、従来のリードタイムを変えずに海上モーダルシフトを実現した点も評価されました。競合企業間の共同輸送を成立させたことに加え、実務面での運用設計が事業者間連携のモデルケースとして評価されています。

今後は共同配送へ拡大

今後は中継地点を経由せず、最終納品先へ直接届ける共同配送への発展を目指します。新たな荷主の参画を募って貨物量を安定させるとともに、小売企業との連携を深め、中継レスの物流体制構築とさらなる環境負荷低減を進める方針です。