フジテックス・セルフィット・Nexgen Japan、SCM経営診断とCLOダッシュボードの共同開発に着手

フジテックス、セルフィット、Nexgen Japanの3社は、サプライチェーンの現状診断と改善を支援する実証実験を開始しました。AIを活用した「SCM経営診断」と、物流統括管理者向けの「CLOダッシュボード」を開発し、荷待ち時間・荷役時間・積載率などの可視化を目指します。フジテックスの物流現場で検証を進め、2026年12月から物流DXアセスメントの開始を予定しています。
このニュースのポイント
- フジテックス・セルフィット・Nexgen JapanがSCM経営診断とCLOダッシュボードの共同開発に着手
- AIによるSCM分析と荷待ち時間・荷役時間・積載率の可視化、定期報告書作成支援を計画
- フジテックスの物流現場でPoCを実施し2026年12月から物流DXアセスメントを開始予定
フジテックス、セルフィット、Nexgen Japanの3社は、改正物流効率化法への対応とサプライチェーン全体の改善を支援するため、SCMの現状診断と改善に向けた実証実験(PoC)を開始しました。物流現場の改善ノウハウ、配送インフラに関する知見、AI・データ分析技術を組み合わせ、「SCM経営診断」と「CLOダッシュボード」の開発・検証を進めます。
3社の専門領域を組み合わせてSCM全体を分析
今回の協業では、フジテックスが物流現場の課題抽出と改善、セルフィットが配送インフラやラストワンマイル領域の実務知見、Nexgen JapanがAIシステム開発とデータ分析を担当します。物流拠点から配送までの業務を横断的に捉え、現場に分散するデータを収集・整理することで、サプライチェーン全体のボトルネックを特定します。分析結果に基づく改善策の提案に加え、実際の現場での運用定着まで支援する構想です。
AIによるSCM経営診断とCLOダッシュボードを開発
「SCM経営診断」では、AIを活用してサプライチェーン全体の現状を評価し、業務上の課題や改善余地を明らかにします。また、物流統括管理者(CLO)や経営層が物流の状況を把握し、意思決定に活用できるダッシュボードの開発を進めます。既存システムや現場に散在するデータを統合し、物流業務の状況を分かりやすく可視化することを目指しています。
荷待ち・荷役・積載率の可視化と報告業務を支援
改正物流効率化法への対応として、荷待ち時間、荷役時間、積載率の3指標を可視化する仕組みを整備します。これらに加え、企業固有の経営課題に応じた指標も扱い、物流改善に必要な情報を整理します。さらに、定期報告に必要なデータの自動集計や報告書作成を支援し、法令対応に伴う事務負担の軽減を目指します。単なる数値の把握にとどまらず、発荷主・着荷主・運送事業者などの関係者が共通のデータをもとに改善策を検討できる環境の構築を進めます。
フジテックスの物流現場で実証、12月からアセスメント開始予定
初期段階では、フジテックスの物流現場から得られるデータを使用して実証実験と効果検証を進めています。2026年12月からは、SCM経営診断とCLOダッシュボードの開発につながる「物流DXアセスメント」の開始を予定しています。3社は共同で実証実験に取り組む企業も募集し、現場の実態に即した分析・改善支援サービスの構築を目指します。