PLiBOTとナブテスコ、自動ドアとAMRの連携を実現し統合制御による搬送効率化を推進

PLiBOTとナブテスコは、統合制御プラットフォーム「PLiBOT Gen.2」とナブテスコ製自動ドアの連携に関する技術検証を実施しました。AMRが自動ドアを安全に通過できるようにするとともに、ロボットの接近による不要なドアの開閉を抑制します。工場や倉庫などでの自動搬送・清掃エリアの拡大と省人化を支援します。
このニュースのポイント
- ナブテスコ製自動ドアと「PLiBOT Gen.2」の連携によりAMRの安全な通過を実現
- 人の通行を優先しながらロボット接近時の不要なドア開閉を抑制
- 異なるメーカーのAMRや建物設備を統合制御し自動搬送エリアの拡大を支援
PLiBOTとナブテスコは、ナブテスコ製自動ドアとPLiBOTの統合制御プラットフォーム「PLiBOT Gen.2」を連携させる技術検証を実施し、自動ドアと自律移動ロボット(AMR)の一元管理を可能にしたと発表しました。工場や倉庫などで課題となっていたロボットの自動ドア通過や不要な開閉を改善し、自動搬送・清掃業務の効率化を図ります。
自動ドアとAMRの連携による通行制御を実現
従来、AMRを活用した自動搬送では、ロボットが自動ドアを通過できないことや、ドア付近を通行するだけで不要な開閉が発生することが運用上の課題となっていました。今回の連携では、自動ドアとAMRを無線通信で接続し、人の通行を優先して安全性を確保しながら、ロボットによる自動ドアの通過を可能にしました。不要な開閉も抑制することで、ドアによって分断されていたエリアをまたぐ搬送や清掃の自動化を支援します。
異なるメーカーのAMRを統合管理
「PLiBOT Gen.2」は、異なるメーカーのAMRを統合制御できるプラットフォームです。複数メーカーのロボットが同じ施設内で稼働する際の交差点での衝突や狭い通路での対向停止を防ぐ運行制御に対応します。メーカーごとに異なる操作方法を統一でき、導入するロボットの選択肢を広げられることも特徴です。
建物設備や既存業務システムとも連携
同プラットフォームは、自動ドアに加えてエレベーターやシャッターなどの建物設備との連携にも対応しています。エレベーターとの連携により異なるフロア間の搬送を可能にし、シャッターの開閉を必要最小限に抑えることで工場内の空気環境の維持を支援します。また、ERPやPMSなどの業務システムと搬送物・搬送数量の情報を連携し、在庫数や出荷数の一元管理にも対応します。遠隔地からロボットの稼働状況を確認し、搬送指示や緊急停止を行う機能も備えています。
既存設備との接点連携に対応、11月にデモを実施予定
PLiBOTによると、接点を利用した既存自動ドアとの連携はすでに導入可能です。2026年11月16日から大林組の東日本ロボティクスセンターで開催予定のプライベートショーでは、ナブテスコ製自動ドアと「PLiBOT Gen.2」を組み合わせた連携デモンストレーションを実施する予定です。両社は自動ドアとロボットの協調制御を通じて、工場や倉庫などにおける自動化範囲の拡大と業務効率化を推進します。